国内でのピルとは、一般的には低用量ピル(OC:oral contraceptives)のことを指しています。
女性ホルモンである卵胞ホルモンと黄体ホルモンのお薬です。
排卵抑制作用(卵巣を休ませた状態にして排卵が起きないようにする)と子宮内膜の増殖抑制作用(子宮内膜を厚くさせないので着床しにくい状態)となり、避妊効果が高くなります。
ピルというと避妊目的が有名ではありますが、それ以外での治療的な効果もたくさんあります。
各種目的に応じたピルがありますが、飲み方や時間など、正確な内服が必要となります。
また、ピルの内服には副作用が出ることがありますので、医師からの正確な説明と情報の下、内服をすることをお勧めいたします。
避妊用、アフターピル、生理日移動に関しては自費診療となります。疾患に対しての処方の場合には保険診療が適応されます。
・避妊用ピル
・生理日移動ピル(旅行や試験等のイベントが生理日と重なりそうな時に、事前に内服する事で生理日を調整することができます)
・生理痛軽減目的
・PMSの軽減目的
・月経周期の安定
・月経困難症の改善 生理痛や出血量の改善
・貧血の改善
・子宮内膜症の改善 など
·吐き気
·胸の張り
·不正出血
·頭痛·片頭痛
·肝機能障害 (半年に1度程度 採血によるチェックをします)
·血栓症·心筋梗塞·脳梗塞のリスクが少し高くなることは報告されています